鍛冶町

f:id:cho0808:20120430164812j:plain:left:h300【消滅した年】昭和40年(1965年)
【現在の町名】此花町、本町一丁目、彦三町一丁目、安江町、笠市町
【感想・雑記】識別率が10%を切ってます。画像が汚く、まるで某大河ドラマのようにいろいろと厳しい状況ですが、おそらくこれは鍛冶町です。信じるしかありません。本ブログ開設時に、102soさんから「鍛冶町あるよ」と教えていただいたのは果たしてこれでよかったでしょうか。
鍛冶町系(○鍛冶町、鍛冶屋町なども含む)は、旧町名的にかなりの定番系です。しかもウィキペディアによれば、わりと多く現存してるみたいです。石川県でも、金沢市は消滅しましたが、七尾市白山市小松市加賀市は現存しています。読み方は、「かじちょう」だったり「かじまち」だったりしますが、金沢は「かじまち」です。ちなみに東京のは「かじちょう」。神田鍛冶町は三丁目だけ残るカンダタ系の町として知られています。(→観音町三丁目参照)

解説するまでもないかもしれませんが、鍛冶町は、いわゆる職人町で、江戸藩政期に職業別に集住する制度ができたため、大工町、紺屋町、石切町、細工町、庖丁人町(←鳥取市に現存!)などとともに旧町名界ではスタンダードな町名となっております。

さて、鍛冶町にまつわる思い出と言えば、八幡さん(安江八幡宮)のお祭りと駅前シネマです。駅前シネマは、旧金沢市街ではおそらく最後に残る映画館です。今週放映中のタイトルは、「女真剣師 色仕掛け乱れ指」と「性獣三姉妹 百花淫乱」と「ロシア義母 湯上がり浴衣美人」の3本です。小学生の頃は、八幡さんのお祭りになると鍛冶町の通りに露店が多数立ち並び、駅前シネマの立て看板を超チラ見しながらちんちん焼きを食べ歩きしたのが思い出されます。ところで、鍛冶町のかじのじの字、冶と治があるって、昨日まで知らなかった!!

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安江八幡宮(鍛冶八幡さん)
[発見日:平成24年4月30日]