天神町三丁目

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【消滅した年】昭和41年(1966年)
【現在の町名】天神町二丁目
【感想・雑記】やりましたー!オリンピック!金メダル第一号はわれらが金沢出身の松本薫選手でした。決勝試合前、松本選手の目は完全に野犬の目でしたね。怖かったー。「パフェ食べたい」は今年の流行語候補かもしれません。
松本薫選手の出身にちなんで、昨日(8月4日)、熱中症の危険をかんじながら味噌蔵町探検隊として味噌蔵町校下をぶらぶら、旧町名さがし散歩に出かけてきました。そんな探検開始まもなく、旧町名発見よりもさきに、町内会が出したとおぼしき応援幕を発見しました☆
ということで今回は金メダル特別編でお送りします。

さて、ご紹介するのは天神町(三丁目)です。おやおや何をいいだすやら。天神町現存するじゃん。とおっしゃった金沢市民のあなた。ちがうんです。天神町三丁目は昭和41年に消滅してしまい、現在は使われておりません。今は天神町二丁目の一部となってしまいました。それにこれは金メダル特別編です。細かいことはとやかく言わずお祭りムードに酔いしれましょう。

「旧」天神町は、一丁目から四丁目まで存在したのですが、昭和41年の住居表示にともなって、柿木町、品川町、板前町、三十人町、田町、田町新道など、周囲の町をのみこみ、「新」天神町として生まれ変わりました。その際に三丁目と四丁目は消滅してしまったというわけです。
旧天神町区域金沢市のこまちなみ保存地区に指定されており、金沢町家の住宅が数多く残っています。旧街道らしいまがりくねった道がとても趣深い町並みです。観光ガイドにのっていないのがとても残念ですが、造られていない、素のままの金沢らしい町並みが見られるので、観光客のみなさまは兼六園から少し足をのばして訪れてみてください。なお、松本選手の応援幕は、旧街道沿いの古いお宅に掲げられていました。

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神町の町並み(上)
神町三丁目で発見した松本薫選手応援幕(下)

[参考文献]いいね金沢(こまちなみ保存区域)
[発見日:平成24年8月4日]