五十人町

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【消滅した年】昭和44年(1969年)
【現在の町名】白菊町、千日町
【感想・雑記】新・野町商店街(以下、新野町商店街)のアーケードが撤去されることになり、写真におさめにいきました。といっても7月の話ですけど。新野町商店街は、野町広小路交差点から白菊町交差点の間、坂の途中にある商店街です。アーケードとともに商店街と電柱がこの通りから消えることになります。
新野町商店街付近の旧町名は助九郎町(すけくろまち)。ぜひこのスケクロを見つけて帰りたかったのですが見つからず断念。そんなこんなで今回はお隣りの五十人町(ごじゅうにんまち)のご紹介とさせてください。ご紹介は、無柱化前の電柱番号札、「五十人町右線第2号」でのご紹介です。

五十人町は白菊町交差点を千日町方向に向かった通りにあった町です。ちょうど瑞泉寺の前にまちしるべが建っています。五十人町は足軽五十人組の組地(邸宅)があったことから名付けられました。金沢ではほかにも二十人町、三十人町もございましたが、残念ながら全て消滅しております。

ところでこの、「○人町」はどのくらいまであるのでしょうか?気になったので調べてみました。現役町名のみでの調査結果発表です。
・六人町(福島県いわき市平)
・八人町(富山県富山市)
・十人町(長崎県長崎市)
・二十人町(仙台市宮城野区)
・三十人町(仙台市青葉区川内)
・五十人町(仙台市若林区)
・六十人町(仙台市若林区)
・百人町(東京都新宿区)
・三百人町(仙台市若林区)
・千人町(東京都八王子市)
ということで最小6人から最大1000人まで。チャンピオンは八王子です。あとは仙台市が強いですね。なかでも若林区河原町駅付近に牛込的現役旧町名の界隈がございますが、ここに50、60、300が集まってます。そんな仙台市はわたしの第二のふるさとですが、川内三十人町は、大学の近くで、友人、先輩が住んでいたのを思い出します。あと、最小チャンピオンは磐高近くのいわき市平字六人町。そういえば磐高出身の友だちもいましたなー。
いやはや、今回は思いがけず思い出プレイバックの回となりました。小名浜のIくんはお元気でしょうか?

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新野町商店街アーケード(上)
瑞泉寺の彫刻(下)
[発見日:平成24年7月8日]