天神町四丁目

f:id:cho0808:20120330162232j:plain:left:h350【消滅した年】昭和41年(1966年)
【現在の町名】天神町二丁目、扇町、宝町
【感想・雑記】金沢検定結果発表!今週月曜日(11/26)が結果発表日でした。結果はなんと…79点!80点以上合格なので、1点足りないとゆう結果でした。。。100問出題なのであと1問あってれば。。。約2,000人受験して合格者102人。5%の狭き門にあと1点。くやしいー。つめあますぎー。もうこうなったら極めていって来年100点めざします!

試験の神さま、学問の神さまといえば「天神さま」こと菅原道真公ですので、今回は天神町のご紹介です。12月に入ってそろそろ受験シーズンも近づいてるし、102soさんも中野区天神町文京区湯島天神町をご紹介されましたし。
神町は、すでに三丁目ご紹介済みでしたね。三丁目と四丁目が消滅した天神町です。まあいつもの通りちょっとずるっこですけどネタ少なしの金沢支部なので、東京本部(?)の102soさんも許してくれるはずです。
今回のご紹介は天神町四丁目です。ご想像どおり、近くには天神さま=天満宮があります。それが椿原天満宮。金沢五社のひとつです。ようやくこれで金沢五社出そろいました。ちなみに、金沢五社の残りは、宇多須神社小坂神社野町神明宮安江八幡宮でしたよね。これで5枚出揃いました。ロイヤルストレートフラッシュです!
菅原道真についてはおそらく語るまでもないでしょう。平安王朝きっての秀才、学者であり政治家であり詩人であり、遣唐使を白紙(894)に戻した平安貴族です。右大臣にまでのぼりつめましたが、藤原氏の陰謀にあい、九州の太宰府に左遷されてしまいます。
結局、延喜3年(903年)、九州太宰府の地で失意のうちになくなるのですが、その後、京都では道真公の祟りとおぼしき事件が相次ぎます。そこで菅原道真公の祟りを鎮めるため、北野天満宮を建立し、天神さまとしておまつりするようになった、というわけです。太宰府天満宮も有名ですね。そういえば、MROラジオの番組「タニカワ旅行社」でも開運祈願ショーの募集中ですよ。詳しくは番組ホームページをチェック。

さて、ここでわれらが前田利家公ですが、菅原道真への信仰厚く、いつのまにか前田家の祖先は菅原道真公ということになりました。でもこれは実際にはマユツバ、みたいですね。
ちなみに、前田家の家紋は剣梅鉢紋です。加賀梅鉢とも呼ばれる幼剣梅鉢の(花芯のまわりの剣が小さい)御紋です。これは菅原道真太宰府に流されて京を去る日に詠んだ歌、「東風ふかば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」など、道真公にゆかりのある梅にちなんだ家紋だそうで、三代藩主前田利常公が使い始めたのだとか。この加賀梅鉢、実は湯島天神町にある湯島天満宮も同じ御紋らしいです。まあこんなかんじで前田家と菅原道真公は非常に深いかかわりがある…ことになってしまったのでした。昔ケンミンショーとかいう番組で、二代藩主前田利長公が開いたお隣りの富山・高岡を中心とした地域で、お正月に天神さまの掛け軸を飾る風習があるとか言ってましたっけ。

椿原天満宮以外にも、金沢市内には菅原道真を祀った神社が数多くあります。金沢二十五天神というのもあるらしいです。これには神社だけでなくお寺も含まれるとか。お寺というのが何か不思議です。それにしても金沢五社コンプリートの次は金沢二十五天神かなあ?ちょっとたいへん。二十五天神では八番札所である、小橋菅原神社が面白いです。片町にあるビルをくぐったところに社殿のある天神さまですよ。また、金沢二十五天神には入らない天神さまもいらっしゃいます。例えば、椿原天満宮の近くにある田井菅原神社とか。でも、なんと言っても一番有名なのは金沢神社でしょう。兼六園内にあります。わたしも大学受験のとき、高校のクラスの大勢で合格祈願にいきました。なつかしいなあ。それ以来行ってないなあ。なお、この金沢神社は、菅原道真公以外にも金運と災難除けの神さまである「白蛇竜神」がおまつりされております。蛇は来年の干支でもありますので今年の初詣では金沢神社へ行って金運アップと厄払いでもしてくることにしましょうかね。

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椿原天満宮(上)
金沢検定の残念すぎる結果通知(下)
[参考文献]株式会社箔一ホームページ、菅原道真 - Wikipedia、金沢二十五天神関連サイト
[発見日:平成24年3月30日]