穴水町五番丁

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【消滅した年】昭和40年(1965年)
【現在の町名】芳斉一丁目
【感想・雑記】またまたお相撲の話題で恐縮です。梨元です。昨年の全日本相撲選手権覇者でアマチュア横綱の遠藤聖大選手(日大4年)が角界入りすることが決まりました!追手風部屋に入門だそうです。
遠藤選手は、石川県鳳珠郡穴水町(あなみずまち)の出身で、先日ご紹介した第6代横綱阿武松緑ノ助や、十両丹蔵関の出身地である鳳珠郡能登町の隣町にあたります。なお、追手風親方は、元前頭の大翔山ですが、追手風親方もまた、穴水町出身で日大の学生横綱から角界入りした経歴を持っています。
ということで、本日ご紹介するのは穴水町です。金沢の穴水町は一番丁から五番丁までありましたが、五番丁からのご紹介となります。一番上のデンリョク系と一番下のデンデン系が夢の競演です☆

穴水町は、加賀藩重臣であった加賀八家のひとり、長氏の上級家臣らが住んだ家中町で、長氏が能州穴水の出であったことが町名の由来となっています。場所は長氏のお屋敷のあった長町のおとなりです。長町八番丁と、大野庄用水をはさんだ向かい側が穴水町一番丁、あとは平行に五番丁まで続いています。

能登にある穴水町は、かつて鳳至郡(ふげしぐん)でした。じつに難読です。しかしながらおとなりの能登町平成の大合併によって鳳至郡能都町および柳田村と、珠洲郡内浦町との郡をまたぐ合併となったため、郡名が鳳珠郡(ほうすぐん)として生まれ変わりました。

穴水町は、奥能登の玄関口として知られています。第三セクターのと鉄道」の終着駅であり、また、金沢と能登を結ぶ自動車道「能登有料道路」の終点でもあります。
そして!いよいよあと1ヶ月ちょっとで能登有料道路が無料化され、能登無料道路となります。金沢市粟崎から穴水町此木までの約83kmの自動車専用道が念願の無料化。能登心理的距離がぐぅーっと近くなるような気がします。

ちなみに、愛称は「のと里山海道(さとやまかいどう)」に決まりました。佐渡とともに国内初の世界農業遺産に認定された「能登里山里海」にちなんだステキなネーミングです。そろそろ、街なかでは、道路案内板の「能登有料」付け替え作業がはじまるのでしょうか…。無料化にもけっこうお金かかるみたい…。

さて遠藤選手の角界入りと能登無料道路化記念の穴水町シリーズまだまだ続きます。次回は四番丁です(^O^)/

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付け替えを待つ「能登有料」の道路案内板
[発見日:平成25年2月17日]