枝町

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【ほぼ消滅した年】昭和39年(1964年)
【ほぼ現在の町名】幸町
【感想・雑記】枝町(えだまち)。いいですね。どこか清々しさがあります。町を除けば枝ですもん。いっさいの飾り気なし。わたしの好きな町名のひとつです。江戸期から続く町名ですが、残念ながら由来は分かりませんでした。それにしても、みなとみらい(横浜市)とか、ゆめみ野(取手市)とか、奏の杜(習志野市)とか、あすと長町(仙台市)とか、ハイランド(横須賀市)とか、インターパーク(宇都宮市)とか、新三郷ららシティ(三郷市)とか、こあら(酒田市)とか、次々にすてきな町名を考え出す現代人にとって、枝町などという町名はちょっとやそっとじゃ考えつかないことでしょう。

…と、そんな枝町、実は完全には消滅してないのです。なんと、現在、1軒のお宅だけが大事に大事にこの枝町を守っていらっしゃいます。住民数ゼロの川岸町同様、桜橋へと続く「本多通り」を隔てた北西側の区域(名付けて金沢の牛込エリア)に、約1軒分のスペースだけが掛かっていたため、消滅を免れました。よかった!なお、残りの南東側に位置した大半の町域は、全て幸町となってしまいました。なお今回の旧町名も南東部の幸町エリアで発見したものです。
あとは今後、残る枝町の存続とともに、幸町が「はっぴぃらんど」に改名されないことを祈りたいと思います。

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枝町付近の地図
[発見日:平成24年5月20日