彦三一番丁

f:id:cho0808:20120122155841j:plain:left【消滅した年】昭和40年(1965年)
【現在の町名】彦三町一丁目、安江町、瓢箪町
【感想・雑記】彦三一番丁です。彦三は「ひこぞう」ではなく「ひこそ」といいます。藩政期、不破彦三の邸地があったことに由来するそうです。彦三一番丁から八番丁まで存在しました。
今も貴重な武家屋敷跡が残る町で、とくに彦三一番丁界隈は金沢市のこまちなみ保存地区に指定されています。
このあたりには知人も多く住んでおりますが、お屋敷の町だけあって、彦三の住民というだけで一段お高く見られると言っておりました。
なお、この地の現町名は彦三町(一丁目)です。昭和30年代後半に始まった住居表示実施にともない、「町」の字は「まち」と読むのか「ちょう」と読むのかまぎらわしく合理的ではない!!ということになり、錦糸町→錦糸に見られるように、全国各地で「町」の字をとってしまう町名変更が多く見られましたが、ここ彦三は、当時の自治省のお触れに反して、なぜかわざわざ「町」の字を付け、彦三町になってしまいました。
なお、「町」の字なぞ取ってしまいなさい…的なお触れは、昭和42年に削除されたそうです。(出典:wikipedia「丁目」記事による)

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加賀藩士野坂邸
[発見日:平成24年1月22日]