木町二番丁

f:id:cho0808:20120818155008j:plain:h300:left【消滅した年】昭和41年(1966年)
【現在の町名】東山一丁目、東山二丁目
【感想・雑記】前回が枝町だったので、今回は木町です。町を除くと木です。ただし◯番丁がつくのでシンプルさでは枝町にやや劣ります。材木町となると、金沢ほか全国的にも見られる町名ですが、木町はほかにもあるのかな。そういえば、仙台には「木町通」が現存しますね。

木町の由来は、藩政期に材木問屋があったことからつけられた町名だそうです。一番丁から四番丁までありました。場所は金沢の一大観光地であるひがし茶屋街に隣接しています。ひがし茶屋街の愛宕が縦の筋なら木町は横の筋という関係です。ただし、ひがし茶屋街に隣接するにも関わらず、木町の筋に来るといっきに観光客がへってしまうというありさま。ひがし茶屋街と同じく重要伝統的建造物群保存地区なのにね。町家レトロなだけでは観光客の心はつかめないのでしょうか。
なお、木町二番丁には、東京じゃ見られないような質の高い木製の旧町名の遺構とともに高木糀商店さんという藩政期から続く有名なお味噌屋さんがありますので、ぜひとも観光の際にはお立ち寄りのほどを。

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木町二番丁(観光客いない)(上)
愛宕二番丁(観光客だらけ)(下)
[参考文献:いいね金沢(金沢市公式ホームページ)]
[発見日:平成24年8月18日]