高道新町

f:id:cho0808:20120527163911j:plain:left:h300【消滅した年】昭和41年(1966年)
【現在の町名】山の上町
【感想・雑記】久々にふつう?の旧町名ご紹介です。高道新町は、おとなりの高道町が江戸から続くのに対して、明治4年にできた「新しい」町なので、高道新町と名付けられた…と思われます。国道159号から卯辰山の寺院群に続く坂の途中で発見しました。
江戸時代には、現在の国道159号よりも西側の低地に北国街道が通っており、その北国街道を見下ろす場所にあった一本道が「高道」と呼ばれていたのが高道町の由来とのこと。しかしながら、肝心の高道町自体はいまだ発見に至っておりません。

さて、高道新町の現町名である山の上町は、元大関、出島(現大鳴戸親方)が生まれ育った町でもあります。先日も母校の森山町小学校に化粧まわしを贈ったというニュースが報道されていました。森山町小学校には出島記念室があることで有名です。
出島(大鳴戸親方)といえば、毎年5月末に金沢の卯辰山で高校相撲金沢大会が開催されます。いわゆる相撲の甲子園みたいなものですね。今年の大会が、ちょうど先週末の日曜に開催されていました。

この大会は大正4年(1915年)から続く、日本最古のアマチュアスポーツ大会だそうです。大鳴戸親方は、第75回大会(1991年)に個人優勝をかざっています。ちなみに今年の団体優勝校は新潟海洋高校。42年ぶりの優勝だそうです。大鳴戸親方の母校でもある金沢市立工業高校は、3年連続で団体戦2位に終わってしまいました。…って高校野球とちがって全然ニュースにならないですねえ。がんばれ相撲!ビバ鰤の里!!

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卯辰山の入口・天神橋にかかる高校相撲ののぼり
[参考文献]
角川日本地名大辞典(角川書店:1981)
[発見日:平成24年5月27日]